教育概要

本校は、「生きる力」の育成の実現のため文部科学省の定める学習指導要領(平成29年公示)にのっとり教育を進めていきます。学習指導要領は現在の教育の課題から、現在小中学校で学ぶ子供たちが、将来活躍できる能力を身につけるための法令です。従来と大きく変わったことは「何を学び、何ができるか」「知っていることできることを、どう使うか」「どのように社会・世界と関わり、よりより人生を送るか」の3点を明らかにして学ぶことです。この主旨は単に知識を学ぶだけでなく、学んだことを活用し、新たな価値をつくっていくこと(創造)を重視しているものです。

 学習指導要領の内容の背景には、PISAの課題として、日本の子どもの回答には他国と比較して圧倒的に白紙回答が多いということ、デジタル教材の利用が150位以下であったこと、英語が話せない人口の多さ、日本のGDPの低下、国際特許の減少などがあげられます。

 これを受けて全国の小中学校では、全教科での「一斉授業から子どもの主体的・対話的で深い学びへの移行」と「デジタル教材・個別最適化のためのタブレットの利用」が始まりました。また前倒しで小学校からの英語教育と道徳の教科化が始まっています。

 文部科学省はこの学びを実現するために、GIGAスクールとして全国小中高生に1人1台のタブレット端末を配付し、利用が開始されました。2025年の大学入試からプログラミング的思考・能力を検査する「情報化」の試験が必須となります。本校では、岡崎市教育委員会の委嘱を受け、単なるタブレット端末でのドリル学習ではなく、創造的な学びの実現のための利用を研究しています。簡単に言えば「ゲームをするプレーヤ・作品を鑑賞する人と」から「ゲームを作るクリエータ・作品を作る人」になる人材育成の研究です。そのため授業では、プログラミン学習をはじめ映像・音楽アプリなどの利用をしています。

 知識や能力があっても、その知識・能力を利用・発揮する人のモラルや社会的規範遵守、寛容・協力などの文化や道徳性です。差別や偏見・ルール無視での利用は、持続性はありません。全国的に、小中学校ではいじめや差別問題はあり、本校も例外ではありません。ただ道徳の時間は週に1コマです。本校は独自に、はねっこ人権週間、児童と担任が個別で相談する週間、STOPいじめ集会をはじめ、あいさつ運動強化週間、学級会などを通じた協働的活動を行い、人と人との関係の結びつきの大切さを学ぶ機会を取り入れています。

 文部科学省の方針に従い、本校教育も、今の子供たちが大人になったときに活躍できる能力を身につけてもらうことが目標です。これら学びを通して、自分の意見・主張が言える、デジタル機器を利用して新しい作品・価値を創造できる、他者・他国の立場・状況を尊重して協働的によりよいものを構築・組織できる人材育成を目指しています。

特色ある教育活動

令和元度から本校の特色ある教育として「HANE STREAM」を実践します。これはSTEM教育の進化判です。詳しくは、研究やSTREAM教育のカテゴリーページを参照してください。1年生から全学年で実施します。

 

 みまもり隊

本校には、子供たちの登下校での交通安全を見守っていただける「はねっ子みまもり隊」の皆さんがいます。羽根小学区を含めた岡崎市南部地域は、交通事故や犯罪発生の多い地区です。学区の総代様を始め、多くの方に参加いただいています。また、岡崎工業高校の生徒様やPTAの皆様にも、交通安全の横断等の見守りをしていただいています。おかげで、本校からは交通事故者はいない状況となっています。なお、みまもり隊は岡崎警察署長から、学区防犯協会連合会は安倍晋三首相から感謝状をいただいています。