岡崎市立常磐中学校

本日紹介する本は、ガガガ文庫から出版されている手代木正太郎さんの「鋼鉄城アイアン・キャッスル」です。

この本は、「どうする家康」で有名な徳川家康の若かりし頃（竹千代）の物語です。

しかし、ちょっと戦の様相が違います。なぜなら、戦の方法が、お城をロボットのように変形させて、民と共に操縦をして戦うからです。

竹千代は自身が城主の「岡崎城」をつかって、服部半蔵や服部さやか、石田佐吉らと共に、天下統一を目指します。

古代日本の神話を基にした武器や、絶妙なバランスで彩られた当て字の技を使って戦う様は、手に汗を握ります。

ときには、限界ギリギリまで戦い抜いた仲間の死や、自分の弱さに挫けてしまいそうになりながらも、自分と民を信じて戦い抜く姿は読者を奮い立たせます。

愛知県を中心に、物語が展開していくので、歴史や地理の学習の第一歩としてもおすすめです。

日本中が、家康ブームに沸く今だからこそ、読んでほしい１冊です。