1月16日(月)本日の6時間目に避難訓練が予定されていたのですが、5時間目の途中で警報が鳴り響きました。ずいぶん長い時間警報が鳴り、多くの生徒は6時間目の準備ではないかと思っていたようです。「震度3,58秒後」これって訓練だよねぇ?なんて思いながら58秒間を待っていましたが、何も起こりません。やっぱり訓練の準備だよね。と、安心していたら「今のは本物の警報です。揺れはありませんでしたから安心してください」と校内放送が入りました。これは安心できません。揺れなかったからいいようなものの、警報の効力が失われた状況。恐ろしいことです。

 

 6時間目は予定通りに避難訓練が行われました。私もF組の生徒の最後列について避難しました。校舎を出たら先頭の先生が走り出すけれど、なぜかついて行かない。「走れ!」と叫んだら、「先生、走っちゃダメです」と冷静に言われてしまいました。このように考えていた生徒は少なからずいたようで、校舎を出てからの行動がのんびりした訓練になりました。

 大きな自然災害を体験していない生徒たちにとって、避難訓練は実感が伴わない。それは、我々教師も同じであるかもしれない。根底から考え直さなければ、訓練にならないような気がしました。