令和5年度 岡崎市現職研修委員会

学校事務部 研修会

令和5年8月24日(木)

総合学習センター 多目的ホール

テーマ「業務改善について」

~日常業務の課題を見つける方法と業務改善の取り組み方を知ろう~

 

講師:岡崎市役所財務部行政経営課行政改革係

                         係長 光田 和広 様

                         主事 米田 優  様

 

 

 

教員の働き方改革、事務職員の校務運営参画等により、学校事務職員に求められる役割が幅広くなる中、業務の範囲や仕事量の増加に対し、いかに効率的かつ正確な処理を行うかが課題となっています。今回は、業務の事務処理方法や手順の見直しをはじめとする業務改善について、自ら意識を持ち、取り組むためのヒントを得る機会となるよう、岡崎市役所内で業務改善を推進されている講師をお招きして、3年ぶりとなる参集形式で研修を行いました。

はじめに光田様より、行政改革とはどのようなものか、なぜ必要なのか、そして行政改革を進めるための手立てとなる業務改善の課題の見つけ方や取り組み方をご講義いただきました。

業務改善について、データを用いた客観的な視点からその必要性を分かりやすく解説をしていただきました。課題の見つけ方としては業務の標準化と可視化が必要であり、その一例として業務棚卸表の作成を紹介されました。業務改善において、最も大切なことはひとり一人の意識改革であり、小さな成功体験の積み重ねが皆の意識付けと継続につながる好循環の始点になるということでした。

次に、研修班員より実践報告を行いました。研修班員が行った業務改善の実践報告と学校事務職員の職務の一つである旅費事務について業務棚卸表を実際に作成して発表をしました。

最後に、光田様と米田様に実践報告の講評をしていただきました。業務に関する情報の所在と流れの整理と課題に対するアプローチ方法がよいということ、業務棚卸表は重要な部分が詳細に記載されておりそのまま作業マニュアルとして活用できるほどではないかという評価をいただきました。