令和7年度 学校事務部 活動計画 

 

 研 究 企 画 班

 

1 研究テーマ

  問題解決に向けて具体的な方策を探る

 

2 研究目的

  近年、学校管理規則や標準的職務の改正など、事務職員に関連する多くの法制度が変更されたことにより、事務職員に求められる役割が大きく変化してきています。

その変化の中で生じる岡崎市の学校事務職員の課題を明確にし、より一層、事務職員一人一人が教育目標達成に向け、事務職員の専門性を活かして主体的・積極的に学校運営に参画することができるように研究を行います。

また、事務職員が新たな職務を担っていくためには、従来から行っている事務処理の負担を軽減していくことが必要となります。多様化・複雑化する事務処理の負担を軽減するため、事務の効率化や簡略化を図ることも視野に入れて長期的かつ継続的に研究を行います。

 

3 活動計画

(1) 「学校運営参画実践事例集」(以下「実践事例集」)について

令和5年度に作成した実践事例集で紹介されている実践の一部を実際に取り組み、成果や課題を検討します。

 

(2) 「事務部統一フォルダ」(以下「統一フォルダ」)について

令和元年度から使用を推奨している統一フォルダの活用状況を確認し、内容の見直しを行います。

 

(3) 事務職員に関わる課題解決について

事務職員が抱える課題を整理し、研究企画班以外の協力が必要なものは関係組織に情報提供することで課題解決につなげていきます。

また、学校事務部として対応が求められる課題が生じ、他班で対応が難しい場合は、関係組織と連携して解決に向けた取組を行います。

 

 

 

 

 

 

 

 情 報 班

 

1 研究テーマ

教育ネットワークを活用した事務改善と情報共有の促進、ICTの活用推進

 

2 研究目的

パソコンのネットワークを活用することにより、岡崎市の事務職員の連携を図り、情報の収集、提供を行います。

 

3 活動計画

(1) 「月別予定表」の作成・提供

業務の優先順位や完了期限を正確に把握し、効率的に事務を進めるために「月別予定表」を作成・提供することで、事務職員の日々の業務管理をサポートします。

 

(2) 「学校事務データバンク」(以下「データバンク」)の管理運営

   ア 他班の作成した「事務だより」や各種手引き・制作物等をデータバンクに格納し、情報の保管・提供場所として管理します。

   イ 各共同実施ブロックで作成された事例報告書等を、給与事務等連絡会議で報告があったものを中心に収集し、データバンクの「事例報告集」に格納することで、岡崎市事務職員の事務の効率化、情報の平準化を進めます。

   ウ データバンクに保管されている各種様式について、担当班と連携をしながら必要に応じて内容の修正、差し替えを行います。最新の状態を維持することで、様式保管庫として事務の効率化を支援します。

   エ データバンクを初めて利用する新規採用者や市外転入者にも、視覚的・直観的にわかりやすいようにフォルダ構成の検討や補足資料の作成に取り組みます。また、古い様式の削除を検討するなど事務の効率化を進めます。

 

(3) 現職研修委員会ホームページ内の「学校事務部」の管理運営

     学校事務部の概要を示した一般公開用ホームページの管理運営を行います。「活動計画」「研究のまとめ」「岡崎市の研修」「新規採用職員用資  料」「県費教職員のみなさんへ」について引き続き更新・掲載を行います。

 

 

 

 

 

 

 

 研 修 班

 

1 研究テーマ

  研修会の企画・運営、効果的な研修内容・方法の追究

 

2 研究目的

   学校事務部主催研修の実施及び、岡崎市教育委員会(以下「市教委」)主催研修の運営補助を通して、事務職員の資質向上を目指します。

 

3 活動計画

(1) 研修会の企画・運営等

学校事務部主催研修会では、市教委教育政策課総務政策係の担当者を講師にお招きし、「物品調達における法令を学び、スキルアップして日々の業務を遂行しよう」をテーマとして集合形式で実施します。年度後半には、次年度に実施する研修会のテーマを決定し、企画案の作成を行います。

また、市教委主催の学校事務職員研修会においては、市教委からの要請に応じて、研修会の受付、司会、アンケート集計など、運営面での支援を行います。

 

(2) 研修資料の収集、研修一覧の更新

       岡崎市の事務職員が受講する研修の時期や内容に関する情報を収集します。

また、愛知県教育委員会や西三河教育事務所が主催する実務分野の研修資料について、市内事務職員に情報提供を行います。内容を精査し、全体に周知されていない細かな取扱いに変更がある場合には、その内容について周知します。

 

(3) 共同学校事務室研修の調査・考察

共同学校事務室で行われている研修の内容や方法について現状を調査し、共同学校事務室で行う研修のあり方を考察します。

また、共同学校事務室間の研修の実施状況の差異を解消するため、研修の進め方や内容に関する参考資料の作成し、標準的な研修方法について考察します。

 

 

 

 

 

 

 

 給 与 班

 

1 研究テーマ

  給与・旅費事務の改善

 

2 研究目的

 学校事務の中で主に給与・旅費について能率よく処理できるように、「事務だより」の発行と、手引き等の改訂を行い、事務の合理化に役立てます。

 

3 活動計画

(1) 「事務だより」の発行について

今年度も引き続き、情報班・人事班と連携して発行していきます。テーマおよび発行時期は以下のとおりです。

 

テーマ

時期

期末・勤勉手当について

6月上旬

夏季休業中の服務について(人事班作成)

7月中旬

標準報酬月額について

9月上旬

年末調整の準備

10月下旬

源泉徴収票の内容確認、年末調整後の明細の見方

11月下旬

年度末の準備

2月下旬

各手当の確認

5月中旬

 

(2) 「妊娠・産育休のQ&A」の作成について

 妊娠・産休・育休に関する事例が発生した際の参考資料として「妊娠・産育休のQ&A」を作成します。特に少経験者が妊娠・産育休の流れや処理方法を理解できるようにすることを目的とします。あわせて、岡崎市内における事務処理の標準化につながる内容を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

 庶 務 班

 

1 研究テーマ

  学校事務の標準化・効率化

 

2 研究目的

学校事務職員の「標準的職務一覧表」の全ての職務を事務職員が担当しているわけではありません。担当になったときにより取組みやすくなるような実務に役立つ研究を行い、職務内容の標準化・事務の効率化を目指します。

 

3 活動計画

 (1) 「学校事務の手引き(市費編)」の作成

日々行う市費業務について、注意すべき点等を岡崎市教育委員会発出の通知文等を参考にして内容を見直すなど改訂作業を行い、日常業務の参考資料となる手引きを作成します。作成した手引きは、「学校事務データバンク」(以下「データバンク」)に格納します。

 

 (2) 「学校事務の手引き(庶務編)」の改訂

服務関係規定の改正に対応した手引きの編集を行います。より見やすく、利用しやすい手引きを作成し、データバンクに格納します。

 

           (3) 「学校文書分類表」の改訂

今年度の文書ファイルのタイトルや、内容の変更、追加、削除等の必要性を検討し、令和8年度版を12月に配付できるよう改訂します。

 

    (4) 「教科書給与証明書」の作成

教科書事務執行管理システムを介さずに迅速に証明書を作成できるよう、学年ごとの給与教科書が記載済みの様式を前期・後期分をそれぞれ作成し、データバンクに格納します。

 

 

 

 

 

 

 

 人 事 班

 

1 研究テーマ

人事・服務に関する事務の効率的かつ正確な処理の実現に向けて

 

2 研究目的

学校事務の中で主に任用書類等の人事書類について能率よく処理できるように、手引き等の改訂を行い、事務の効率化に役立てます。

 

3 活動計画

(1) 「県費教職員のみなさんへ」について

令和8年1月末実施予定の新規採用教員予定者連絡会に向けて内容の見直しを行います。完成した資料をデータ提供することで、採用時の書類作成や採用後の様々な場面で活用できるようにします。

また、新規採用者だけでなく各学校の教職員が幅広く活用できるように、「学校事務データバンク」(以下「データバンク」)への格納と教職員ポータルへの掲載を行います。

 

(2) 「学校事務の手引き(人事編)」について

   毎年度行ってきた手引き全体の定期改訂を見直し、人事に関する制度や添付書類等の事務処理内容に変更の必要性が生じた場合に随時改訂版を公開する体制に変更します。

また、手引きに記載されていない事例等の情報を収集して反映させることにより、事務職員間での情報共有と効率的な事務処理の実現を図ります。

あわせて、データバンク内の県費人事関係様式の点検・修正を行います。

 

(3) 服務関係書類について

       夏季休業中の服務の取扱いをテーマにした「事務だより夏休み号」を編集し、発行します。

       また、データバンク内の県費服務関係様式の点検・修正を行います。

 

           (4) 新規採用事務職員研修について

令和5年度からの新規採用事務職員研修の見直しを受け、同研修における「人事内申事務・服務」について、引き続き研修資料の作成・管理と講師を担当します。

研修後に受講者へアンケートを実施し、より効果的に実務に活かすことができる内容となるように継続的に改善を図っていきます。