3年生の巣立ちを終えた学校はどことなく寂しい雰囲気が残り、在校生は新たな時代の到来を感じる1日となりました。

どの在校生の瞳にも受け継がれた常磐プライドが宿っていました。

そんな、新たな時代を感じる、今。おすすめする本は、「ログホライズン8巻 雲雀たちの羽ばたき」です。

 

ある日、ゲームに似た世界に転生してしまい、その中で新人プレイヤーたちが、先輩プレイヤーたちの手を離れ、自ら未踏の大地に向け、冒険をしに行くという回です。

旅の始めは馬車が壊れるなどトラブル続きだが、自分たちで励まし合い、それすらも楽しんで冒険していく姿に読者も励まされます。

旅の末、自分たちでは敵わない強敵に町が襲われる事件に遭遇します。逃げることは簡単であり、一旦は逃げることを選択します。

しかし、「ここで逃げて、本当にいいのか。そんなんがおれたちのなりたかった冒険者なのか」「逃げてばかりで、本当に生きていると言えるのか」と自問自答します。

そして、リーダーや仲間たちの声を受け、新人プレイヤーたちは強敵と対峙することとなります。

 

自らの信念を強く持ち、自分の言葉に素直になり、正しいと思う道を仲間と共に探す。

きっと、常磐の雲雀たちも、ただ先輩たちの後ろを追うだけでなく、自分たちで考え、より素敵なスタイルを見つけてくれるに違いありません。

これからの常磐中がもっと優しく、もっと強い学校になることを願います。