朝夕と涼しい風を感じる日が多くなりました。あっという間に日も暮れてしまいます。

だんだんと夜が長くなっている今。おすすめしたい本は、

イギリスの作家 パトリック・ネスの「怪物はささやく(A Monster Calls)」です。

多くの賞にノミネートされており、映画化もされています。映画の脚本もパトリック・ネス自身が書いており、非常に引き込まれます。

 

家の裏にあるイチイの木の怪物が0時7分になると物語を語るためにやってくる。

3つの物語を語った後、いじめられっ子のコナーに「お前が物語を語る番だ、語れ!」と迫る。

かたくなに、怪物に語ろうとはしないコナー。その心に秘められた、本当の思いと向き合う。

家族とは何か、罪とは、罰とは、嘘とは…。正しいこと、悪いこととは・・・。

怪物のささやきに耳を傾ける0時7分、あなたの心に抱えるものが見えるだろう。

 

図書室に蔵書されていますので、ぜひ秋の夜長のお供にどうぞ。怪物はすぐそばであなたを見ている。