平成26年11月15日(土)。穏やかに晴れ渡った小春日和のなか、第42回岡崎のハーモニーが市民会館で開催されました。吹奏楽のアトラクションに始まり、オープニング、合唱ステージ、ブロック演奏、吹奏楽・オーケストラステージ、全体合唱、エンディングとスムーズな舞台構成と小中学生が奏でる音楽に、多くの来場者からは、賛辞と感動のお言葉をいただき成功裡の内に幕を閉じることができました。今回の岡崎のハーモニーは特別な思いをもって準備にあたってきました。それは、第1回から連綿として続いてきた岡崎のハーモニーの姿が今年で最後になるということです。市民会館の改修工事により、平成27年度の第43回岡崎のハーモニーは、別会場のでの開催となります。改修後の市民会館の舞台は拡張され広くなり、音響もよくなるものの、客席数は、現在の1548席から1100席へと大幅に減ってしまいます。今年のハーモニー来場者数は延べ1718人。改修後に予定されている1100席では、今までのハーモニーのままの演奏会を開催することは事実上難しいことが分かると思います。そのよう課題が突き付けられた中、歴代音楽部の多くの先生方のご努力によりつくり上げられた岡崎のハーモニー姿を最高の形で具現化しなければならないという思いに駆られたからです。そのために、第1回から歌われていた「さようなら」をオーケストラ版に再アレンジを行ったり、おかざきの心の歌「夢 受け継いで」のオーケストラ版の編曲をしていただいたカジノユキ氏にに、岡崎市の小中学校の児童生徒のために有名なオーケストラの曲を短い時間で鑑賞できるよう「青少年のためのクラシック名曲選・CM編」の編曲を依頼したりして、岡崎のハーモニーの原点に返りながらも、未来につなげるステージを構成し演奏会を行いました。来場された多くの方々から素晴らしかったという声を聴くたびに、第42回岡崎のハーモニーが大成功であったと確信しました。来年、未来へ向けて、さらに岡崎の歌声、音楽を高めていきましょう。