Q1 緑の募金とは?

 森林が私たちに与えてくれる多くの恵み(きれいな空気・おいしい水・心身の癒し・地球温暖化防止など)が、未来にわたって続くことを願い、森林や緑を私たち共通の財産と考え、それぞれの立場で、可能な方法で森づくりを行っていく上での、資金となるものです。

 

Q2 緑の募金の歴史は?

 どうやら始まりは、今から60年ほど前の、1950年のようです。国土緑化推進委員会が結成された後、24県に緑化推進委員会が結成されました。そして、東京都をはじめとする20都道府県で緑の羽根募金が始まりました。

 翌年には、32都道府県に広がり、1953年には、41都道府県に、そして1962年に全国にこの募金運動が定着しました。

 1989年 みどりの日を国民の祝日として制定。みどりの 

     週間制定。

 

Q3 みどりの募金の仕組みは?

 ① 個人で、団体で募金する。

 ② 募金の和を広げる

    中央募金→(社)国土緑化推進機構へ

    地方募金→ 各都道府県緑化推進委員会へ

  

  そして、募金は

   森づくり… 水源林の整備 里山の再生 

         砂漠化地域の緑化 熱帯林の保全

         身近な地域の緑化 等

   人づくり… 森林ボランティアリーダーの育成研修

         子供たちの森林・環境教育

         林業体験イベント

         木の文化の伝承  等

   に活用されます。

 

 さて、3月11日に東日本を襲った大震災でも、たくさんの尊い人命や自然が、緑が失われました。取り返すことができないものばかりで、「悲しい」の一言に尽きますが、いつまでも悲しんでいるわけにはいきません。人間や自然の持つ強い生命力を信じ、再生への道をみんなで歩きましょう。