研究の重点目標 

<中学校>

1 習得した知識を実際のコミュニケーションに生かす技能の育成を目指す。

    学習した英語の音声や語彙,表現,文法,言語の働きなどを生徒が理解し,言語活動を通じて使い込むことで,これらの知識を,実際のコミュニケーションにおいて活用できる技能へと結び付ける。

(参考 英語部自作教材Oral Introduction & Pattern Practice,副読本「Our City OKAZAKI」情報教育推進委員会作成タブレット用教材,Global Communication Time(以下GCT))

2 未知の状況にも対応できる思考力,判断力,表現力の育成を目指す。

 5技能(「聞くこと」,「読むこと」,「話すこと【やりとり】」,「話すこと【発表】」,「書くこと」)の多面的な視点から,「未知の状況にも対応できるよう,未習の表現であっても会話の流れや文脈から推測しながら理解したり,自分の考えを即興的に伝えたりする言語活動を取り入れる。

(情報教育推進委員会作成タブレット用教材)

 

3 学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力,人間性の涵養を目指す。

 実際の生活でもあり得る場面設定のある授業を実践したり,生徒の実態に応じて,指導形態(少人数指導,ティーム・ティーチング,ペア・グループ学習)を工夫したりすることで,相手に配慮しながら主体的にコミュニケーションを図ろうとする態度を養うとともに,個に応じたきめ細かな指導を展開する。

(参考 情報教育推進委員会作成タブレット用教材,GCTプロシージャ)

 

4 生徒の意欲を高め,指導の改善を図る評価方法を工夫する。

 Can-Doリストを参考に年間計画を立て,指導目標を具体化し,評価規準ならびに評価基準を明確にする。そして目標に準拠した評価(指導と評価の一体化)が行えるような研究・実践を深める。

(参考 岡崎市中学校学習指導計画,Can-Doリスト「Can-Do OK」,GCTマニュアル)

 

5 小・中・高の英語教育の連携を図る。

 小・中・高の情報交換や授業参観などを通して,小学校における英語活動の内容や実態を踏まえた上で,中学校における英語教育への円滑な移行と,指導内容の一層の充実・改善を図る。そして,高等学校において言語活動の高度化(発表,討論,交渉等)が図れるよう,英語で授業を行うことを基本とし,身近な話題についての理解や簡単な情報交換,表現ができる生徒を育成する。 

(参考 OK検定,岡崎市自作小学校DVD「OK English」,「Let’s Try!1・2」

「We Can!1・2」,GCT,Can-Doリスト「Can-Do OK」,OK検定の実施) 

<小学校>

1 単元を通じて,言語や文化について体験的に理解を深めることで,知識・技能が実際のコミュニケーションにおいて活用される授業を構想する。

 教師の一方的な教えこみではなく,ALTやSTとのティーム・ティーチングの中で,英語の歌やゲーム,言語活動を行い,児童が体験的に学習することで理解を深め,実際のコミュニケーションへと繋げる実践を目指す。

(参考 岡崎市自作小学校DVD,「OK Activity」,「Let’s Try!1・2」,

「We Can!1・2」)

 

2 コミュニケーションを行う目的や場面,状況などに応じて,身近で簡単な事柄について,英語で自分の考えや気持ちなどを伝え合う思考力,判断力,表現力の育成を目指す。

 言語活動を行う際,英語表現が用いられる場面を明確に設定することで,児童が学習した英語表現の意味とそれらが使われる場面や目的を結び付けられるようにする。また,児童が自分の考えや気持ちなどを伝え合えるよう,児童の身近な暮らしに関わる場面などについて友達に質問したり,質問に答えたりすることができるよう,「OK English」を教師支援のもとで効果的に視聴させることや,「Let’s Try!1・2」「We Can!1・2」や自作教材を効果的に活用する。

(参考 岡崎市自作小学校DVD,「OK Activity」,「Let’s Try!1・2」,

 「We Can!1・2」)

 

3 他者に配慮しながら,主体的に英語を用いてコミュニケーションを図ろうとする学びに向かう力,人間性の涵養を目指す。

  児童が聞き手の理解の状況を話したり,相手の発話に反応したりしながら,相手に配慮しコミュニケーションが図れる資質の育成を目指す。

(参考 岡崎市自作小学校DVD,「OK Activity」,「Let’s Try!1・2」,

「We Can!1・2」)