研究の概要



 

現職研修の歩み

 

  内                     容
4 3   研究推進委員会で、昨年度の研究内容の確認、今年度の研究方向・組織の検討
  5   研究推進全体会を開き、研究推進年間計画、環境緑化・生活・総合の年間計画などについて検討
  19   研究推進の変更点 1学期の研究推進の予定の検討
  23   教育委員訪問指導案提出
  25   教育委員訪問打ち合わせ
5 9   6年防災授業 講師 日本赤十字社 内田幹也先生
  16   教育委員訪問
  22   第1回学校防災会議
  23   外国語科指導員訪問指導案検討(6年)
  30   現職研修 プログラミング研修会 講師 愛宕小 高瀬玲子先生
6 5   AED講習会(5・6年)
  6   外国語活動指導員訪問 森本英文先生  6年外国語科「Welcome to Japan」 伊藤聡子教諭  
  13   PTA心肺蘇生法講習会
7 10   第2回学校防災会議
  12   海洋自然環境講演会 講師 海洋楽研究所 林 正道先生
8 30   学習情報指導員訪問指導案検討(4年)
9 12   全校親子防災学習(マイタイムライン作成)
  20   防災活動6年(町歩き・大柳町)、第3回学校防災会議
  25   学習情報指導員訪問 河合泰宏先生  4年理科「月や星(2)」 浅野亮太教諭                                    
  26   現職教育 作品づくり 「糸曼荼羅」
  30   俳句を学ぶ会(5・6年)
10 20   防災教育チャレンジプラン中間報告会(防災教育交流フォーラム)〈名古屋コンベンションホール〉
11 9   地域防災活動6年(米河内町防災学習・マイタイムライン説明)
  11   全校防災学習(校長講和、朝会にて)
  14   研究集録「東貴和」の原稿作成計画を検討
12 3   地域防災活動6年(大柳町防災学習・マイタイムライン説明)
  5   信里小とのTV会議試験交信
  8   地域防災活動6年(新居町防災学習・マイタイムライン説明)
  11   絵手紙を描く会 講師 飯田禮子様
  11   第4回学校防災会議
  12   学校文集「ひがしっ子」の原稿作成計画を検討
  15   地域防災活動6年(小丸町防災学習・マイタイムライン説明)
  23   信里小とのTV会議試験交信
1 7   道徳指導員訪問指導案検討(1年)
  9   第5回学校防災会議
  10   市教育論文提出
  12   ぼうさい甲子園「奨励賞」(全国3位)受賞
  23   現職教育 「チアリーディング」(ふれあいコンサート) 城西高校「BEATS」
  29   道徳指導員訪問 伴巨裕先生  1年「やさしいきもちで」 伊藤貴子教諭                                    
2 4   6年防災授業「テレビ交流授業」(長野県信里小学校) 第6回学校防災会議
  15   「防災学習7年間のあゆみ」刊行
  15   防災教育チャレンジプラン活動報告会(東京・東京大学)「防災教育優秀賞」(全国2位)受賞
  18   学校文集「ひがしっ子」の原稿完成
  22   とよしん育英財団「教育文化奨励賞」決定
  28   6年総合的な学習発表会
3 19   令和元年度学校文集「ひがしっ子」を編集発行
  31   「常東ふるさとかるた」完成

 


 

 

研究の成果と課題

 

研究の成果

 ○「気づく」「考える」「深める」振り返る」の学習サイクルにおいて、協働的な学びの場を設定する

 

1年特別の教科道徳では、登場人物の気持ちに迫るために、二人一組での役割演技を取り入れた。この協働的な学びにより、「うさぎ」の優しさを共有することができ、振り返り段階で書いた「きつねの日記」での思いの深まりにつなぐことができた。

2年国語科では、昔話を紹介するスライドをペアで検討する場を設定し、「かかわり合い学習」を行った。そこでは、声の大きさや話し方についてのアドバイスに終始してしまったが、その後の活動において、それぞれが昔話のイメージを考えながら、自分のスライドを直すことができた。これは、ペアで発表し合い検討した学習が、自分の課題をとらえることに生かされたといえる。

3年外国語活動では、グループでの「マッチングゲーム」を取り入れた。ゲームを通して、児童が主体的に取り組むことができ、協働的な学びが効果的であったといえる。

4年理科では、半月の動きを各自がプログラミングを使って表現し、その動きから気づいたことを発表する協働的な学びの場を設けた。月と太陽の関係を考察するきっかけとなり、児童自らが課題をとらえて活動することができた。

5年音楽科では、録音した自分たちの歌声を聴き、歌い方の効果を話し合う「かかわり合い学習」を行った。この活動を通して、歌い方の課題に自ら気づき、自分たちの目指す合唱にしようと主体的に練習に取り組むことができた。

6年外国語活動では、ALTの先生に「常磐獅子」を紹介する課題を設け、紹介したい内容を話し合ったり、英語での言い方をALTに聞いたりする学習を行った。進んでコミュニケーションを図りたいという思いを引き出すことができた。

以上のように、それぞれの学年において、協働的な学びの場を設定して学習を進めることで、児童が課題をとらえ主体的に解決に向けて活動する姿を見ることができた。

 

○  防災教育を通した協働的な学び

各学年で防災教育に取り組み、災害に対する備えについて考えを深めたり、意見を交換したりすることができた。また、学校全体で親子防災学習を行い、親子で相談しながら土砂災害マイタイムラインを作成することができた。6年生は、地域の方にも土砂災害マイタイムラインを広めようと、各地域に出かけ説明をしたり、質問に答えたりすることができた。さらに、長野県信里小とのテレビ交流授業を行った。お互いの学校の防災教育の取組みを紹介するとともに、学校の様子などについても質疑応答することができた。

このように、防災教育を通して、学習の範囲を学校内だけでなく、家庭や地域・県外にも広げ、多くの方との交流をする協働的な学びを取り入れることで、児童が主体性をもって活動し、思いや考えを的確に表現する力を育むことができたと考える。

 

研究の課題

○これまでの取組みにより、多くの児童がすすんで発言することができるようになってきたが、一つの事柄について話し合ったり、論理立てて意見を言ったりする場面はまだ少ない。少人数の本校において、効果的な手だてを今後も検討する必要がある。

 

○児童自らが課題を見つけるためには、教師が教材をよく吟味しポイントを把握したうえで、「見つけ学習」に臨む必要がある。