研究内容

よりよい読書活動のあり方を求め、次のような活動を重視しながら研究を進めてきた。これらの活動を充実させることにより、担任の読み聞かせ技術が向上し、子供たちの本に親しむ機会が増え、本から多くのことを学び、さらに本好きな子へと成長することができると考えた。

 ①年間を通しての「20分ふれあい読書」の実施と内容の充実

 ・火曜から金曜までの毎朝20分間、各学級で担任による読み聞かせを行う。

 ・読み聞かせ後の感想交流において、豊かな表現力や語彙力をつける。

 ・語彙表に照らして感想の言葉を吟味し、表現する力を高める。

 ・必要に応じて、45分読書を実施する。ふれあい読書の発展として位置づける。

②20分間ふれあい読書を公開し、校内で読書指導研究会を実施 

・全担任が「ふれあい読書」を公開し、相互に参観し合い力量の向上を図る。

・「親しむ読書」「深める読書」「つなげる読書」「拓く読書」の実践と深化をめざす。

③読書指導への認識を高めるために、外部講師を招いての研修会の開催

・甲斐睦朗氏(元国立国語研究所長)・三輪哲氏(児童図書専門店経営者)を招き、読書指導に関する講話や指導を受ける。

④技術向上のための自主研修会「夏季読書研修会」「子どもの本を紹介する会」の開催

・年度初めにお勧めの本を紹介し合う。

・読み聞かせの技術や手法を学ぶ。(ビデオ視聴と中野知子先生のブックトークの再演)

・絵本の読み聞かせの実技研修をする。

⑤子供たちの夢を膨らませる「作家と出会う会」の開催(隔年)平成28年度実施予定

・子供たちが読んだ本の作家を読書の授業に登場してもらう。

・全校を対象にした読書講演会をする。作家との質疑応答をする。

⑥年間計画「読書の森」改訂版と冊子「読書の森-読み聞かせ100選」の検討

・職員室前の本棚に読み聞かせ用の本「読書の森」設置(継続研究の中で成果のあった本)

⑦読書環境の整備と充実

・図書室、おとぎのくに(低学年図書室)、読書の森(職員室前)、本のいえ(各学級)

・わくわく館(廊下) ・本の整備 ・読書新聞コーナー ・総学館(総合学習のための資料コーナー)

⑧読書の楽しさを広げる読書活動の実施と場の設定

・「全校読み聞かせ」「図書館まつり」「図書集会」「感想の森」「絵本づくり」「読書郵便」「交流読書」