しめなわは、この大門地区に昔から伝わる産業です。しめなわとは、よく家や車に飾られます。神社などに飾られる大きいものもあります。しめなわは、神様の場所と私たちの場所を区別するものとされています。つまり、しめなわがあるところから奥には神様がいるとされています。しかし、最近では、家の中に困ったことがおきないようにと願いをこめてしめなわを玄関に飾ったり、事故がおきないようにと、車に飾ったりします。

 こんな伝説もあります。昔アマテラスオオミカミという太陽の神様が、洞窟の中に隠れてしまいました。その神様が、隠れてしまうとお日様が当たらなくなるので、二度と洞窟に隠れてしまわないように、洞窟の入口にしめなわをつけたそうです。それが、しめなわのはじまりだという伝説もあります。