緑っ子のみなさん、こんにちは。今日は昨日よりちょっと暖かそうです。でも、まだ寒いので、風邪を引かないように気をつけて過ごしてください。

 この臨時『きらめき』も12号となりました。校長先生は担任のときは毎日手書きで学級通信を書いていたので、毎日書くことは苦になりません。パソコンなので楽ちんなくらいです。この『きらめき』は、緑丘の子供たちと学校はいつでもつながっている証拠です。みんなと同じように、学校もコロナを心配し、勉強がないことを心配し、いつか会えることを楽しみにしています。みんなは一人ではありません。その思いはみんなに届いているでしょうか。

 さて、今日は「カエル」のお話です。在校生の子や上に兄弟・姉妹のいる新1年生の子は、知っている(しつこい)話です。

 卒業生の子たちが、卒業前に校長先生と給食を食べているときによく出る質問に「校長先生はなぜカエルが好きなんですか」があります。校長先生の家は田舎なので、家の周りがカエルだらけです。雨蛙からウシガエルまでたくさんいます。子供の頃からカエルと遊んで育ってきました。

 そして先生になって、毎年子供たちに「まちガエル」になろうと呼びかけ続けてきました。この「まちガエル」が好きなんです。右のプリントは、30年くらい前の学級通信に載っている「まちガエル」です。おなかに「ま」の文字がまだありません。左の写真は、教室に学級のめあてとして掲げられていた「まちガエル」です。これもかなり昔なので、デザインが古く、やはりおなかに「ま」がありません。

「まちガエル」

 授業や活動、部活、友達のことでもなんでも、間違えたり、失敗したりしていいんだ、と子供たちに呼びかけています。間違えたり、失敗したりすることが怖くて、何もチャレンジできないことが一番の「失敗」だと教えてくれます。手を挙げて発言して間違えたときに笑った子いたら、その子に「『まちガエル』になってるからいいんだよ。笑っちゃダメだよ」と言ってくれます。校長先生が子供の頃、間違えて笑われるとすごくへこむ子供だったので、先生になってからはずっと「まちガエル」を大切にしているのだと思います。

「かんガエル」

 手を挙げて「まちガエル」になった子は、なぜ間違えたのかを一生懸命に考えます。間違えずに先生の話を聞いているだけでは、そこまで一生懸命に考えることが難しいです。自分で見つけて考えてしゃべったことは忘れにくいけれども、聞いているだけのことは忘れやすいです。

「ふりカエル」

 自分が「まち・かんガエル」になって、新しくできるようになったことや、逆にまだできていないことを振り返って、次に自分が何をするか目標と計画(見通し)がもてるようにします。これからの時代を生き抜くには、この「ふりカエル」がとても大切だと言われています。一昨年、緑丘小学校の子が、「校長先生、新しいカエルを考えたよ」と教えてくれました。この重要な新種のカエルを見つけるとは、緑っ子はすごい。

「みちガエル」

 「まち」→「かん」→「ふり」→「まち」→・・・と繰り返すことで、以前の自分と比べて見違えるくらい成長した「みちガエル」になることができます。他の誰かと比べて勝つことが大事なのではありません。前の自分よりもちょっとでも成長していれば、それが「みちガエル」です。この自分のなりたい「みちガエル」を決めて、自分で自分の学習や活動を調整しながら、粘り強く取り組むことが大切です。大人の仕事でも、P(プラン)→D(ドゥー)→M(ミス)→C(チェック)→A(アクション)が重要だと言われています。計画を立ててやってみて、失敗は当然あるとして見直して、やり直してみると成功するという仕事の仕方です。子供時代に「進んで試行錯誤しながら仲間と協力して問題を解決する」経験が、大人になってから役立ちます。

 緑丘小学校の子供たちには、どんどん「カエル」になって、成長していってほしいと思います。応援します。