校長日記(令和4年度10月)
10月7日
自転車乗車中の交通事故が休日に起きました。
ヘルメット装着、左側通行、横断歩道をひいてわたる、飛び出しはしないなどのルールをもう一度確認しました。これが全て守れていませんでした。
大事故には至らず、ほっとしていますが、全体的に「自分にも起こるかもしれない」という災害や事故を起こさない一番大事な心構えができていない子供が多いように思いました。ご家庭でも命を守るために一声おかけください。
その際、警察の方からは、最近は子供でも自転車乗車で「加害者」になることが増えていて、自転車保険への加入を促進してくださいと言われました。現在、保険加入は愛知県は義務化されており、自転車に乗る人は加入すべきで、中学校の自転車通学者は加入が原則となっているところがほとんどです。月の保険料は数百円程度と聞いています。よそ見していて誰かにけがをさせてしまった際の賠償額は、状況により数千万円、数億円に及ぶこともあり、とても子供が賄えるもの、責任をとれるものではありません。
ご家庭で、ご検討ください。
10月7日
修学旅行の説明会を2日前に行いました。
全員が元気に行けることを願っています。11月が始まってからコロナウイルスに感染してしまうと、行けなくなってしまいます。ご家族が感染して濃厚接触者になっても5日前になると行けません。本人の体調不良もだめです。
この頃、連休明けに感染者が増えます。お休み中の外出にはくれぐれもお気を付けください。外食でマスクをとっているときも注意です。
岡崎市や京都・奈良の感染レベルを見ると、旅行自体は心配なく行けそうです。あとは、学校内で感染が出ないことですね。
10月18日
今日は研究発表会の前日です。
午前中授業で帰ります。明日は弁当ですのでお忘れなく。
ここまで岡崎市教育委員会からの委嘱で3年間「学ぶ楽しさ」を感じ「学び続ける」ための方法を研究してきました。学校関係者でない方は「学校の先生が研究するってどういうこと」と思われるかもしれません。学習指導要領という各種学校の学年別、教科・領域別のいわばガイドラインのようなものがあり、平成29年に告示されたものに沿って研究してきました。
「個別最適化」された学習を目指し、「指導の個別化」と「学習の個性化」に取り組んでいます。少しくだけた言い方になってしまいますが、子供一人一人が主体的に自分(個別)の力を伸ばしていくのにどんな指導の仕方がいいのかなあ、この子の興味関心を大切にすると、どんな教材やアプローチの仕方を用意するといいのかなあというようなことを考えてきました。
そこには一人の教師が40人を教えるというハードルがあり、それをクリアするのに子供の力を借りることが必要で「チーム学習」で協働的に学習することを研究の核にしました。
一人一人の子供のもつ特性のようなものを今まで以上に理解しようと努めてきました。先生も子供たちもそのことで少し優しくなってきたように感じています。最初は分からないんだよ、間違っていいんだよ。と言い続け、自分だけがダメだとか、自信がなくてくじけそうだとかそういう気持ちを「自分を知ること」で少しずつ払しょくする営みもありました。
まだまだ成果まではいきませんが、明日、子供たちが活躍するのを楽しみにしています。
10月21日
一昨日、3年間の委嘱の研究発表会が終わりました。
昨日アップしようと思ったのですが、私自身が少し終わったことにほっとしてしまって、一日遅れのご報告です。
人数制限により、市内に限り320人ほどの先生方を迎えての研究でした。
子供たちは朝からいつもよりハイテンション(笑)。初対面のお客様への挨拶も窓から手を振る勢いでした。こうしたフレンドリーさは授業の中でも発揮され、多くの大人に囲まれながらも自然に明るく活動し、たくさんの意見をはきはき述べていたと、お客様と教室を回っていた際に興奮して話しかけてくださる先生も見えました。
チーム学習で自分の学習をやる気で行い、友達と支え合う姿を見て、「チーム学習の意味がよく分かった」「自分の学校でも試したい」という先生方も多く、大門小学校の子供たちと先生方が皆さんに高く評価されたことを、心から嬉しく思っています。
秋の最高の天気の中、清々しい空気の中で発表会は終わりました。
多くの皆様のご協力に感謝いたします。