【5月7日】

 すでに過去のことになってしまいましたが、5月1日は八十八夜でした。予定では、5月8日金曜日に予定していた茶摘みを職員のみで行いました。

 

 約1時間の作業。網の袋2袋分の収穫でした。児童の皆さんや保護者の皆様と摘んでいる時の量とは比べ物にならないほど少なかったです。ただ、柔らかい新しい茶葉ばかりでしたので、味はいいのではないかと期待しています。

 今日は久しぶりの登校でした。しかも初めてのAB時差登校。いくつか混乱はありましたが、予定通りのことは行うことができました。

 児童の皆さんが、家でずっとしたいことの多くを我慢していることに対してよく頑張っているとねぎらいの言葉をかけている先生がたくさんいました。みんなが当事者です。そんな意識が前よりも強くなってきたのかもしれないと感じました。

 手洗いの仕方やトイレの使い方などの指導を行う場面もありました。ここ1週間で準備した立ち位置のマークを使って距離をとって行いました。教室では、隣との距離をとりながら、会話少なく先生の指示を聞くことができました。早く、思ったことを言い合える楽しい授業がしたいですね。

 支援センターや子供の家、運動場開放との連携もできました。ご協力ありがとうございました。

 午後には、保護者の皆様がたくさん植物観察のセットを取りに来てくださいました。様々、普段ならもう少し、機能的だったり、能率的だったりするものも、面倒なひと手間をかけなければなりません。ご協力に感謝いたします。

 明日、このHPをちょっぴりリニューアルするつもりです。お楽しみに。

【5月11日】

 8日から、休校中の学習に少しでも役に立てればと、動画を配信し始めました。いかがだったでしょうか。

 休校中の課題をやりやすくするもの、まだ勉強していないリコーダーの演奏曲を指遣いを見ながら個人練習できるかなと思って作ったもの、体育の創作ダンスのサンプル、運動不足解消体操・・・。NHKなどの教材もすごいですが、よく知っている先生方が、案外真剣に作ったものも皆さんにとって役に立つのではと考えているのですが…。たくさんのアクセスがあり、喜んでいます。今後も順次アップします。

 休校中、朝起きる時間、勉強に自ら向かう時間、食事の時間(特に朝食)、運動の時間、遊びの時間、就寝時間を毎日リズムよく過ごしてください。学年の課題も出ていますが、何より、たくさん与えられた時間を自分の力で上手に過ごすこと、その中で、自分らしい何かを見つけることは、これから学校が始まった際にものすごい力になると感じます。その時に、今回の動画も使ってみてください。

 

 

 本日、学校を見回っていたら、ジャコウアゲハの卵がかえっていました。すでに写真のような幼虫がウマノスズクサを食べていました。10匹以上もいましたので、ウマノスズクサが食べつくされてしまうのではないかと心配しています。

【5月19日】

 本日から、学校再開に向けた分散登校が始まりました。

 トイレでソーシャルディスタンスをとる。トイレでの手洗いをやめて、手洗い場へ行って手洗い。手洗い場では、スーパーのレジのような立ち位置の指示の足マーク。大勢が一度に洗う際には、蛇口は最初の子供が出し初めにひねる以外は触らせない。限られた蛇口には、クラス表示。放課の後は時間差合図で入室し、手洗い場の混雑を緩和。給食時にも、基本的に教員、手洗いや手袋をした当番から一方向で配る形をとり、同じ器を共用したり、複数回の受け渡しをするような流れを排除しました。その点で一番リスクのある箸やスプーンをお持ちいただくことにしてあります。お忘れなく。掃除は当分の間、簡単清掃にし、目立ったごみ拾いや草取り程度で、接近・接触を回避します。

 これからはフェイスシールドもマスクと合わせて着用して、私たちからの飛散を防止していきます。しかし、今後猛暑の際に同じようにできるかは懸念材料です。

 暑い日は当然エアコンを起動しますが、換気機能はありませんので、窓を開放し、必要に応じて扇風機も利用します。7、8、9月は熱風が入ってくることが予想されます。そんな環境の中での学習を想定しています。子供たちの健康状態を見て、さりとて学習の進度にも気を配りながら進めていきます。

【5月29日】

 本日、久しぶりの全員登校でした。

 岡崎警察署長様はじめ、岡崎警察署の皆様、総代会長様はじめ総代会の皆様、交通指導員様、登下校ボランティアの皆様が見守りをしてくださる中の登校でした。全員が動くリスクのある日に、本当にありがたいことです。

 まだうまくできない班もありましたが、1列に並んで距離をとり、会話も控えめの登校でした。我慢しながらも、ちゃんとやろうとしていて、本当に立派だと感じ、たくさんの子供たちを褒めました。

 教室に入る前の手洗いは定着しました。その後、自席に座って担任が来るのを静かに待つことも、本当によくできていて感心しました。当然これも感染予防の約束なのですが、子供たちにとってはかなりの苦手分野。でも、自分で意味を考えてよくやれていました。

 長放課になりました。やはり、近付かないで遊ぶのは至難の業です。800人の子供のうち、8割の子が外に出ていたと考えられます。図書館ができたことで、低学年の子供たちの遊び場が減りました。遊具の周りには多くの低学年の子がいました。だいもんっ子の森を早く開放して、遊ぶスペースを確保しようと思います。

 放課が終わって、中に入ります。音楽とチャイムを合図に男女時間差をつけて入ります。手洗い場に一気に人が集まるのを避けるためです。35人に対して、約6つの蛇口しかありません。中央にトイレを配し、一つの階の両側には4クラスずつ学級がありますから、一度に戻すと、狭い廊下に一気に300人くらいが集まります。それを避けます。男の子が駆け足で入ります。女の子は、「まだ、入らなくていいんだよね」という感じで、遊んでいいかためらいながら、体は条件反射的に校舎の入り口に向かって行っています。

 なんだか、不憫です。

 子供たちなりに、緊急事態に自分がすべきことを考えているように思います。以前より、自分で考えて動いています。

 帰りの時間になりました。良い天気だった今日は気温がうなぎ上りでした。名前を呼ばれて並んでからでないと帰れない1年生は、外で下校の隊形になるまでにかなり時間がかかりました。「名前を呼ばれた子が聞こえないと困る」と思ったのでしょう。本当に静かにやれました。後半、暑さで大変そうでしたが、がんばっていました。その傍らをすり抜けて下校するお兄さん、お姉さんも気遣いをしながら通り抜けました。

 暑いけれど、子供たちの行動に清々しさを感じました。

 今日は、授業よりも、安全と生活リズムに重きを置いて生活させました。これが当たり前となり、落ち着いたら、授業へ全力投球です。 

 全員登校。よいスタートでした。